こころとからだの建築家BLOG

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六本木ヒルズ森美術館 −都心型美術館の果たした役割と今後の展開

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     6/5で会期を終えた「ジョルジオ・アルマーニ展」に行ってきた。森美術館と森アーツセンターギャラリーは六本木ヒルズの52・53Fにあり展望台と同じ階にある。展望台に行くだけでも1500円。森美術館とのセットでも1500円。アルマーニ展は森美術館とは別階の森アーツセンターギャラリーでやっているので、全部セットだと1800円と値は張るが、内容としてはかなり盛り沢山でそれだけの価値はある。

     「老若男女に開かれた美術館を、東京のどこからでも見られる場所に作る」というのがこの美術館の開設趣旨だ。
    東京タワーが目の前に見え、東京中を見渡す事のできる展望台と美術館をセットにする事によって、日頃は美術館に縁のない人達にも、気軽にアートとふれあう場を提供している。しかも火曜以外は美術館も夜22時まで営業しているので、軽くご飯を食べてからでも、残業をしてからでもふらっと美術館に遊びに行ける。展望台と美術館の抱き合わせ販売に批判もあるかもしれないが、一般成人の2,3割が一年に一度も映画や美術館に行かないという調査結果(うる覚えなのだが)もあり、幅広い層を美術館に取り込もうとする森美術館の戦略が都市型美術館の新しい形として示した功績は大きい。

     個人的には横浜トリエンナーレ2001 アーティスティック・ディレクターで森美術館副館長:南條史生氏のディレクションはアジア系のアーティストの作品や、わかりにくい映像系の作品が多く、マニアックすぎて好きではない。「間口の広い美術館」を目指しているわりには、キュレーターの専門分野に片寄りすぎ、企画が一般受けしないものになってしまっている点が気になるところだ。今後はこの巨大なスペースを有効に使い切る展覧会を企画し続けていく企画力が問われる事になる。

     以前、「東京にデザインミュージアムを!!」という雑誌が出たのだが、今の東京で一般受けするのはアートよりも建築・プロダクト・ファッションだろう。これらはアートではなくデザインだ。デザインは生活の中に入り込んでいる分、アートよりも身近にある。アートに縁のない人がいきなりモダンアートを見せつけられても?????なものがモダンアートには多い。アートとデザインの境界も今や曖昧になりつつあるので、デザインを切り口にアートに持って行く企画が森美術館のような、間口の広い美術館を目指すところにはいいのではないかと思っている。広告系の企画もわかりやすくていいだろう。アートという枠にとらわれてしまうのはとてももったいない。

     実はこうした展覧会の企画もすごく興味があるので、そのうちに自分の研究をもとにした企画で展覧会をやってみたいと思っている。その時是非一緒に仕事したいのは、今回のアルマーニ展でもゲストキュレーターを勤めたハロルド・コウダ氏(Harold Koda:メトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュート・キュレーター)コウダ氏はファッションのキュレーターでありながら、一度ファッションに見切りを付けハーバードで建築を学んでいる。そうした経歴は元が建築でファションに興味を持った私とは反対だが切り口はすごく近いと思っている。今までは漠然と考えていただけなのだが、ここで書いたのを期に実現に向けて頑張る事にしよう!!実現したら是非メトロポリタン美術館まで見に来て下さい!!(^^)
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    この記事に対するコメント

    目指せ!!メトロポリタン美術館!漠然が具体的になれば必ず叶う。
    一緒に仕事をしたい人までわかっているし実現すると思うな。がんばれ♪
    そしたら招待券送ってね(笑)見に行きます☆
    森美術館今週行こうかと思ってたらアルマーニ展は終わりなのね。残念。
    | 2005/06/06 11:48 PM
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