こころとからだの建築家BLOG

住まいの統合医療で50兆円にせまる医療介護費を半減させる!!
<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 沖縄のビジネス服−かりゆしウェア | main | 寝返り >>

ベトナム・モン族の手業 − 東南アジア縦断80日間

0
     昨年の旅では大好きな布をたくさん買い込んできた。バリのバティック・サロン、ダブル・イカット、カンボジアのクロマー、ベトナムの藍のバティック&刺繍などなどがあるのだが、何せ移動ばかりだったので、途中の国ではあまり大量に買う事はできなかった。旅の最後の地がベトナムだったので、前から欲しかったモン族の布だけは大量に買い込んだ。その中から最近着ているジャケットを紹介する。


    ■ バックハーで買ったジャケット

     黒モン族のおばちゃん達は藍染めをするので、手が藍色に染まってしまう。このジャケットもそうしたおばちゃん達の成果だ。こうした形は土産用であり、彼女たちが着るものではない。しかし、この存在感は染めと刺繍の手間暇のたまものだ。これと同じ行程を日本で手作業でやるとすれば、一着10万は下らないだろう。しかし、これが向こうでは3−4ドルなのだ。これだけの手作業をするのにどれくらいの時間がかかるか考えたら、この値段で手に入れるのは本当に申し訳ないと思う。むこうにいたときは完全に現地価格に慣れてしまっているので、値段交渉して値切ったりするのだが、帰ってくると申し訳なかったな〜と思う。


    ■ ディテール

     このジャケットは木型を用いてロウで布に模様を描き、その上から藍で染める。ロウを付けた部分は色が染まらないので地色が残る(これがろうけつ染め=バティックだ)このろうけつ染めをした布と手で刺繍を施した布を組み合わせて作られている。さらにトーンを整えるために縫製してから全体をもう一度染めている。この染めは通常は必要ないものなのだが、この染めがあると全体のトーンが整って日本で着るには着やすくなる。トーン調整をしないものも買ってきており、これはちょっとクセが強すぎて着にくいのだが、色味的には一番気に入っている。しかも、かなり古いビンテージの布を使っていて、傷みもあるので、保存版としている。たくさん買って来たはいいものの、もったいなくて着られないのも困ったものだ(笑)

     日本でこのジャケットを着ているとほとんどの人が何か言いたくなるようだ。工業化された製品にはない存在感が遠く日本の人の心にも響いている。時間をかけて手で作られた魂のこもった本物なのだ。こうした手業も次第に工業製品化されており失われつつある、もしかしたら10年後には手に入らないかもしれないのだ。リペアしながら大事に着ていこうと思う。
    JOURNEY | permalink | comments(2) | trackbacks(0) | -

    この記事に対するコメント

    200種類も持って帰ってこれるわけないでしょうが。全部手持ちで帰ってきたんだから(笑)
    じゅんぺい?? | 2005/06/06 12:59 AM
    大量に買ってきた布でファッションショーなんてあったらいいな♪
    藍色、200種類はあるだろうな。もっとかな?ジャケットの色やくたっとした感じや柄、刺繍。思わず画面に手が。熱い(笑)触りたい欲求。
    10年の間に色も光や埃や湿度やらでかわっていくね。楽しみだね☆
    しのぶ | 2005/06/01 11:55 PM
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://jpo.arch-i-tect.com/trackback/189389
    この記事に対するトラックバック