こころとからだの建築家BLOG

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もっとスキンシップしませんか?

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     こんな題名を付けるとエロオヤジ扱いされそうだが、「人とのふれ合い」には今までの日本的美学にあるような“心のふれ合い”だけではなく、ボディランゲージとしての“スキンシップ(肌のふれ合い)”が必要な時代になっているのではないかと思い始めた。

     これまでの日本社会は「話さなくてもわかる」社会だった。しかし、島国独特の“暗黙の了解”や、他民族が入り込んでいないがゆえの“共通認識”は今や過去のものとなりつつある。挨拶代わりにハグしたり、同性同士で手をつないで歩くというような文化は今までの日本にはない。そこには同一言語を使ってきた“言葉で通じる文化圏”の日本と、“言葉が通じない文化圏”の共通認識としてのボディランゲージを使ってきた国々との違いを見て取れる。


    ■ バリ島で仲良くなったヌアダ君との2ショット 
      バリでは普通に男同士で手をつないで歩いている。

     我々も言葉が通じない国に行ったときは、身振り手振り(ボディランゲージ)でコミュニケーションを取ろうとする。当然、言語の違う民族が隣り合わせになっていれば、なにがしかのコミュニケーションを取らなくてはならない。欧米風の握手やハグも、移民が多く、異人種が入り交じるメルティングポットにおいて、異言語民族間のコミュニケーションツールとして使われてきたのではないだろうか。

     異文化圏の人が集まるメルティングポットにおいては、文化が違うので当然共通認識という感覚も少ない。そうした社会での契約ごとは細部まで文章化することによって、お互いの共通認識を作り出す。日本人が当たり前だと思っている事が異文化では当たり前ではない。異文化に触れ馴れていない日本人が、異文化との契約でトラブルに巻き込まれてきたという話は尽きる事がない。

     あらゆるものが国境を越えて動き始めている現在。異文化との接点も日常になりつつある。日本もインターナショナライズという名のアメリカナイズがかなり進みつつある。異文化が入ってくるときに、思想だけ入ってくる事はまずない。思想に行為が伴って始めて文化として根付くと思う。

     “環境(思考)と行為は一体化する”というのは私の持論だ。例えば名前と性格の一致はそのひとつで、幼い頃から呼ばれている名前の音や雰囲気が、その人の人格形成に与える影響はすごく大きい。それは無意識のものであり、数値化して分析することが難しいゆえ、占い等の非科学的な信仰がなされるようになっている。

     これと同じように、日本でもアメリカナイズされつつある“思考”には“行為”ボディランゲージ的なスキンシップが必要なのではないだろうか。単純に握手やハグをすればいいというものでもないと思うが、ボディランゲージ的なスキンシップのなさが、多様な価値観が存在し、共通認識感覚が薄れている社会でのリアルなコミュニケーションの不足へと拡大しているような気がしてならない。

     スポーツにおいては、サッカーなどに血の熱い外国人選手が入ってきた影響で、特に若い世代でボディランゲージ的なスキンシップが一般的になってきた。こうした感情をダイレクトに表す場面でスキンシップが根付き始めるという事は、それ以外の日常生活でもスキンシップが行われ始めるっかけになると思う。

     感情をダイレクトに表現することは、武士の美意識に反する事だ。しかし、価値観が多様化している現在、同一民族でさえ共通認識が通用しなくなりつつある。そうした社会を暮らしやすいものにするためには、ペンでも刀でもなく、豊かな感情表現とボディランゲージ的スキンシップこそ、我々が最も身につけなくてはならないコミュニケーションツールであると思っている。
    CULTURE | permalink | comments(2) | trackbacks(0) | -

    この記事に対するコメント

    そっか、スキンシップには癒しの効果もあるんですよね。気の流れが変わるとかいろいろ理由もありそう。
    嫌いな上司にハグされたら、“息だけは福山雅治”で好きになっちゃうかもよ(^o^)
    じゅんぺい?? | 2005/05/17 5:57 PM
    スキンシップ、私もすごく大事だなと感じています。
    最近アメリカ人のお友達が増えたり、旅行に行ったりすると
    ハグをしょっちゅうするようになった。
    あれって、すごくいいコミュニケーションですよね。
    言葉で伝え切れない分、気持を込めたハグで好意を表現できるし。
    ついつい日本でこれやると「なんだ、こいつ?」になっちゃいますけど。
    酔っ払うと抱きついちゃってます(笑)。

    あとロミロミをするようになって、ハンドパワーの凄さを実感するようになった。
    子供がお腹痛い時に、お母さんがお腹を「のの字」マッサージをしてあげるのが
    一番の特効薬なんですよね。
    「病は気から」
    子供は特に純粋だから、効果も出やすいんですよね。
    触って気持を込めてマッサージする。
    精神が安定して不安やストレスを取り除いてあげる。
    鬱社会の今、重要な治療法になるんじゃないかなーと思います。
    でも嫌いな上司にハグされたら、もっと具合悪くなるかもね(笑)。
    ビッケ | 2005/05/17 11:24 AM
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