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ベトナム・バックハーの花モン族 − 東南アジア縦断80日間

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     昨年、東南アジアを3ヶ月旅をして一番印象に残った場所と聞かれて最初に出てくるのは、ベトナム北部、中国との国境近くにある山岳民族がいるバックハー、カンカウだ。中国・ベトナム・ラオス・タイ・ミャンマーを股にかけるこの周辺は山岳民族の宝庫であり、ベトナムだけでも53の民族が公認されている。

     バックハーはサンデーマーケットで有名で、アジアン雑貨の買い付けにも来たりするが、首都ハノイから夜行電車で9時間。さらに一日2,3本しかない混み込みのぼったくりバスに乗って山道をひたすら5時間。カンカウへはそれからバイクに乗ってさらに細い山道を1時間という不便な場所にあるため、観光客もほとんどいない。目玉のマーケットも1週間に1日しかないので、観光客は日曜目当てで1泊もしくは日帰りで来る。私はカンカウへも行きたかったので3泊したのだが、マーケットの日以外は静かな田舎町だった。

     そんなバックハーで偶然出会った観光客が日本人だった。坊主に仙人のような髭を生やし、小汚い格好をしていたので日本人とは思えなかったが、2年ほどバックパッカーをしている彼もバックハーのマーケットの素晴らしさに惚れ込み、ラオスからまた戻ってきたという。この旅に出ると決めてから、このマーケットだけは是非とも来たかった。アジアン雑貨店でよく見ていたのが、このモン族の作った藍染めと手縫いの刺繍の布で作った服で、是非ともこれらの服を着ている人々に会ってみたかった。そして、この町が80日の旅のクライマックスと言ってよかった。

     土曜はカンカウのマーケットの日だった。バイクの乗れる仙人姿の彼が運転してくれるというので、バイクでカンカウに向かった。幅4m程度の山道。もちろんガードなどない。歩いている少数民族の人々と何回もすれ違った。道中は山ひとつ越えれば中国という素晴らしい景色の連続。急な山の一本道を約1時間ほど走ると、ちょっとした空き地に出た、この山奥でカンカウのマーケットは晴天の下、開催されていた。遠い人は20キロの山道を明け方から歩いてこのマーケットに来るらしい。多くの人は牛や馬を連れてやってくる。マーケットが開催されている反対側の敷地には駐車場ではなく、牛や馬がたくさん待機している。借りる際、盗まれないから大丈夫と言われた鍵のないバイクを止め、あらためてマーケットにいる民族衣装を着た人々を見て涙が出そうになった。アンコールワットも素晴らしかったが、どんな世界遺産よりも人の持つパワーは素晴らしい。心からそう思った。(つづく)


    ■ 花モン族の女性達−まさに花のような素晴らしい民族衣装
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