こころとからだの建築家BLOG

住まいの統合医療で50兆円にせまる医療介護費を半減させる!!
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浄水器を通した牛乳は水になるか?- ナンセンスを楽しむセンス

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    ■我が家で愛用のBRITA(世界で一番使われているドイツ製浄水器)


    ■まずは牛乳を投入


    ■な・な・な・なんと水になった!!


    ■洗浄のため水を投入 すると今度は牛乳になった!!


    ■さらに水を入れると、乳泊の水に変化・・


     こんな実験をすることになった事の発端は、遊びに来ていた友人との会話。我が家は築30年以上の古いマンション。配管もだいぶさびていて、しばらく使わないと少し茶色い水が出る。少し流せば透明になるのだが、この不純物は浄水器で濾過すれば透明になる。では牛乳はどうか?今までそんなことは考えたこともなかった。理屈で考えれば「不純物は濾過されても、溶けている成分は濾過されないので透明な水にはならない。これを透明な水に変えるには高分子膜や高圧力が必要なのだと思う」しかし友人は「やってみないと分からない」と言い張る。おっしゃるとおり。そのまま実験に入った。

     種を明かせば、牛乳が水になったのも、水が牛乳になったのも、共に前回濾過したときの水分が濾過器内に残っていて、一回分遅れてそれが出てきているにすぎない。よって「牛乳は白いまま牛乳の味がして出てくる(濾過器内に残っている水で薄まるためか、風味が減り、味もすっきりしていた)」し「水は牛乳にはならない」のだが、こうした思いもよらない想像力をかき立てる実験はワクワクする。おそらく子供なら「濾過されればなんでも水になる」と普通に考えるかもしれない。透明な水になると思った皆さんは子供の心を持っています(^^)

     私はよく小さい子供に「ホントのような嘘(冗談)」を言うのだが、これは冗談を言ってふざけているだけではなく、子供に「人に言われたことを全部鵜呑みにするのではなく、自分でちゃんと考えて答えを出しなさいね!!」という意味も意識的に込めている。それは子供だけではなく、大人でも同じ事だ。一見ナンセンスと思えることにも大きな発見が隠れている。ブレーンストーミングはまさにナンセンスを許容することによってイノベーションを生み出す。灯台もと暗し、真実の下には見えない事実が潜んでいるのだ。

     まだ分別の付かない子供にマスメディアが与える影響は計り知れない。大人になるとメディアの言っていることが、正義でもなければ真実でも事実でもないということが分かるのだが、子供の場合はそうもいかない。こうした背景からイギリスでは小中学校でメディア教育が行われるようになっている。メディアの情報をどう読み取るかを学び、自らメディアを使って何かを制作し、作る立場に回ることによって、その情報の使い方、さらには読み取り方を学ぶ。そうすることにより、最初は疑問すら抱かず、自分の意見を持たなかった生徒が自ら考え、自分の意見を言えるようになるという。

     ネットで検索すればほとんどの情報を得られる状況では、TVや新聞などのメディアなどよりもより雑多で真偽も分からない情報が入り乱れる。そうした環境では、メディアをどう解釈するか?という点がより重要になって来ている。もちろん自身のエゴや先入観がそうした判断の邪魔をすることは言うまでもない。

     このブログも雑多な真偽も分からない情報のひとつだ。しかし、ひとりよがりの思考ではなく、真剣に考えコメントをくれる人たちと議論し、共有することによって、なにがしかの形が見えてくれば最高だと思っている。少なくともこれからの日本と世界は誰かが担ってくれるものでもなく、我々が担って行かなくてはならないのだから他人任せの無関心でいることがどうしてできようか?我々は映画やアニメで描かれた未来都市以外の未来都市の姿を想像することは難しい。なぜなら、そこにはすでに描かれたビジョンがあり、そこに向かって社会が走っているからだ。これからの未来も同じだ。どうありたいか?どんな社会にしたいか?というビジョンなしでは社会は迷走するだけだ。そのためにも各々がメディアに踊らされない自己を作り上げ、それぞれのビジョンを描き、それを共有していく必要がある。それがより簡単に個人でできる時代だ。個の集合で大きな力を持てる時代なのだ。ビジョンもひとつ間違えればイドラ(先入観・偏見)となってしまう可能性もあるのだが、『茹で蛙』になる前にそうした可能性に気づき、有効に活用していかなくてはいけない。

     小さい頃、冗談めいたことばかり言って本当のことを煙に巻く母親に「ホントのこと言ってよね〜!!」と怒ったことがある。それがユーモアというメディアを使って、遊んで楽しみながら自分に考えさせる教育だと気づいたのはつい最近のことだ。

     私が大好きなオノ・ヨーコの言葉もまさに『ナンセンスを楽しむセンス』で綴られている。
    「Make a way for the wind 道を開けなさい。風のために。」
                Yoko Ono grapefruit juiceより

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